水子供養
堕胎・流産等で生まれて来ることが出来なかった子や、幼くして無くなってしまった赤子を水子(みずこ)といいます。
そして、水子供養とは幼くして亡くなったお子さまへの弔いの仏教儀式で追善供養(ついぜんくよう)といいます。親がわが子に与える愛情の顕れだとお考え下さればよいでしょう。
お供養をすることで亡きお子さまはお地蔵さまのお導きの元、仏さまの世界で安らかに過ごすことができます。またお供養をお願いしました施主さまお父さまお母さまはたくさんの功徳を積むことができるでしょう。
宗園院では宗派などは一切問いません。どなた様もお地蔵様の御前にて丁重にお供養いたしますのでご安心下さい。
「ずっと気になっていた」
「誰にも知られずにひっそりとお供養をしたいのですが…」
「生んであげられなかった」
「亡くなったわが子に気持ちを届けたい」
などさまざまな事情をお持ちの方のために、宗園院では全て個別にて水子のお供養を致しております。
お勤め中はお堂を閉切りますのでご安心下さい。
普通水子供養と永代水子供養
水子供養には普通水子供養と永代水子供養との2つがございます。全て完全予約制です。
普通水子供養 一般的なお供養です 仏教儀式にて懇ろにお勤めをいたします
普通水子供養 志納金5,000円
授与品 水子地蔵供養御札 御守り(赤白紫いずれか1つ)
永代水子供養 引導作法に基づいて永代に渡りこちらでお供養をいたします
毎月24日にはお名前を読み上げてのご回向
毎年8月15日は新しい御札御守りを作成してお勤めいたします
永代水子供養 志納金30,000円
授与品 水子地蔵供養札 御守り(赤白紫いずれか1つ) 水晶腕輪念珠
普通水子供養・永代水子供養 ご予約可能時間 9時から16時30分まで
※お受け出来ない日時もございます ご了承ください
「当寺にて水子供養をしたいのだけどどうしてもお参りに行けない」
という方はその旨を電話かメールにてお伝えください。お時間を調整しましてこちらの読経に合わせて手を合わせていただきます。
地蔵菩薩 通称お地蔵さま
地蔵菩薩 通称お地蔵さま
お地蔵さまは、釈迦如来の入滅後から弥勒菩薩が現れる56億7000万年後までの間、この世に現れ六道の衆生を救済し、延命をもらたします。六道とは地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天つまりあの世とこの世の境であり、お地蔵さまは仏さまの中で唯一六道の全ての世界を自由自在に出入りできます。その唯一無二の慈悲のお力であらゆるものを救ってくれます。
お地蔵さまの日本での一般的なお姿は僧形で、右の手は施無畏の印もしくは「錫杖」を持たれており、左の手に「如意宝珠」という法具を持たれております。「如意」とは意の如く、つまり思ったとおりの願いがかなう宝珠です。お地蔵さまはこの宝珠を使い子供たちに智恵や正しい道をお授けいたします。また、幼くして亡くなった子供たちすべてを救う子供の守り神でございます。
地蔵菩薩ご真言 おんかかかびさんまえいそはか
水子さまの納骨
・水子さまのお骨をお預かり致します
・お骨一時預かり 志納金10,000円 (以降、月毎に500円お納め頂きます )
・お骨永代預かり 志納金30,000円 (埋葬許可証をご持参下さい)
こちらは納骨の志納金を表記しています
普通水子供養、永代水子供養とはお勤めの内容が異なりますので、供養志納金とは別に納骨志納金をお包みいただきます
水子さまの納骨作法は普通水子供養、永代水子供養と合わせてお勤め可能です
あなただけのお地蔵さま
奉納志納金 一体50,000円
あなただけのお地蔵さまを開眼します
宗園院地蔵堂に安置して懇ろに供養致します
もしくはご自宅でおまつりしても良いでしょう
亡きお子さまへの弔い供養の為に
また生あるお子さまの健やかな成長の為に
守り本尊として、数多のご利益を授けて下さいます
お求めの方はどうぞお尋ねください
台座正面には施主様の名字が入ります
左には施主様の氏名が入ります
右には宗園院の文字が入ります
総高約190mm、台座幅約110mm
お供え物につきまして
・お地蔵さま、水子さまへのお供え物
仏さま・ご先祖さま・水子さまへお気持ちを込めてお供え物をすることで沢山の功徳を積むことができます。
宗園院ではお地蔵さまの前にお供えの棚を設けておりますが、スペースが限られておりますので皆さまでゆずり合ってなるべく小さな物をお供えして下さい。
「我が子の為だけの空間が欲しい」「大きな物をお供えしたい」「棚いっぱいのお菓子などをお供えしたい」などのお気持ちはよくわかりますが、それは我儘(我慢)という欲であり、仏教の教えに反してしまいます。
せっかく積み上げようとした功徳が無くなってしまいます。ゆずり合いのお気持ちが大切です。ご理解下さい。
・お供え物のお下がりについて
仏さまご先祖さまのお供え物は、食べ物であれば下げて頂くのが習わしです。(宗派や国によっては頂かない教えもあります)その為、生花はもちろんのこと、穀物や野菜や果物が良いとされています。
お地蔵さま水子さまへの皆さまのお供え物はお下がりとして頂くべきなのですが、お菓子やぬいぐるみを食するわけにはいきません。その為、お供え物がある程度たまりましたら一度下げて、別府平和園などの「児童福祉施設」に寄付をしています。「自分の子のためだけにお供えをする、誰にもあげないで」というお気持ちもよくわかります。
但しこれも上記と同様で我儘(我慢)という欲になり、仏教の教えに反してしまいます。
仏教では積み上げた功徳を周りの者(功徳を積んでいない者など)皆にゆきわたることを大切にします。皆さまの積み上げた功徳を恵まれない子供たちにも分けて下さい。
お下がりを福祉施設に寄付をするというこの考えにご賛同頂けない方は、一度お供えをして手を合わせたた後に、ご自身で下げて持ち帰り下さい。
宗園院住職