寒波到来でいよいよ冬本番という具合ですね。
宗園院は年頭の大般若法会の準備にかかりました。
大般若経こと大般若波羅蜜多経は六百巻という膨大な経典で、それぞれ五十巻ずつ十二の筐に納められています。
巻の内容ごとに分類されています。
六百巻の中で最も重要とされるものが五七八巻(一十六会中の第十会)で般若理趣分と呼ばれるものになります。お加持をする際の分厚い経巻はこの五七八巻を用います。真言宗の所依の経典である理趣経とも深く関わりがあり殊更重要視されています。
そして、この大般若経六〇〇巻をぎゅーっと凝縮したのが般若心経です。
般若波羅蜜(プラジャーパーラーミーター、完全なる智慧)の心髄を説いていますよ、ということです。
西遊記でおなじみの三蔵法師玄奘さまが天竺(インド)に渡り命がけで唐へ持ち帰ったお経が日本にも伝わり、今日も読誦され続けているわけです。
平成29年1月7日(土)午前11時より大般若転読法会を執り行います
合わせて七草粥のお接待も用意していますので、身体と心を暖めて新しい年をお迎えください。お待ちしています。
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